【お店】銀座の隠れ家バーを教えます(Bar 橋)
どっか行ったりしたときの記事を「いま、◯◯が熱い」としてきましたが、シンプルに【お店】とかでいいかなと迷走しています。
最近お酒を飲むようになりました。これまでずっとお酒は不味いと思って生きてきました。いまもほとんどのお酒に関してはそう思っていて、だけど唯一ハイボールと、今回紹介するバーで出されるビールだけは「美味い」と感じるようになりました。
BAR 橋(ばー はし)
圧倒的隠れ家感
職場が渋谷なのでいつもは東京メトロ銀座線の銀座駅から向かいます。このお店、立地がわかりにくいのが玉に瑕。まあだからこそ隠れ家的に使えるわけでもありますが。
お店の入り口をおさめて撮った写真ですが、自動販売機がいちばん目立ってる…。視線を右下にフォーカスしてください。
ここが入り口。右上に小さく「橋」。
入るとまた違った印象に。
Barと聞いてイメージするダークなイメージとは少し違ったスタイリッシュ感がありますよね。白木使いでスッキリ爽やかなんですが、照明は抑えめで落ち着いた雰囲気です。
酒も肴も上質
僕はそもそもお酒に弱く、みんながよく飲むビールに至っては美味しいと思ったことがありません。だからこのお店に来てもコーラを飲んで乾き物を食べてスマホ見て本読んで帰る、みたいな迷惑なお客さんでした。
ある時ビールをいただいたらそれが衝撃的に美味しくて、それ以来小さいグラスですがビールをいただくようになりました。
で、またある時ハイボールを飲んだらこれまた美味しくて。いまではすっかりハイボール党です。
もしかして、美味いだけならほかのお店にもあるかもしれません。でもバーテンダーの作るお酒ってちょっと特別感ありますよね。長いかき混ぜ棒でクルクルやるのとか、カッコいいじゃないですか。ほかの人が注文したカクテルとかで気になったものを聞いてみると「あれはこうで、これはこうなんです」と丁寧に教えてくれるのもまたよし。
フードメニューは変動が結構あるのですが、絶対的な定番として長く取り扱っていて、かつおすすめできるのがオイルサーディンと山うに豆腐。
オイルサーディン
これ、ふつうにちょっといいスーパーとかに行くと購入できるものなんです。 それを火にかけて、すだちを添えて黒七味をかけるだけ。だけなんだけどスペシャル感あるんですよね。
大体ふたりでシェアすることが多いんですが、先日ひとりで食べたらまあまあお腹も満足しました。(乾き物いっぱい食べてる説もありますが…)
山うに豆腐
山うに豆腐は簡単に言うと豆腐の味噌漬け。豆腐を味噌漬けにすると水分が抜けて色も変わるので、お豆腐だけどウニみたいだねーという代物です。これもべつにここで漬けているわけではないんですが、これをセレクトするセンスにしびれます。あ、めちゃくちゃ美味いです。飲めなかったときからこれをチビチビやるのが大好きでした。
ほかのメニューも「料理」という感じではないですが、どれも一手間とセンスの感じられる逸品揃い。たしかに美味いものが揃っています。
人がらに惹かれます
なんとなく行きたくなりましたでしょうか。で、行きたくなるとしたら、きっと食べログ等のレビューサイトをご覧になりますよね。そうすると、店主(ここでは大番頭と呼ばれています)の人がらについて書かれているものが多いことに気づかれるかもしれません。
そうです。このお店、まあ「銀座のBar」ですからお高いです。居酒屋感覚でカパカパ飲んでると大変なことになります。(それでも周囲のお店と比べればきっとお安いのでしょうけど)
でも、変な話ですが、もしあなたが初めてお店に訪れたのなら、きっと店主はそういったところまで気遣ってくれるはずです。だけでなく、何か言葉を発すれば上手に拾ってくれて楽しく返してくれるんです。
よく言えば「気持ちのいい男」、ちょっとゲスく言えば「人たらし」、抽象的に言えば「太陽のような男」、やっぱりこれがいちばんしっくりきますね。だってみんな彼に惹きつけられるんです。
大きなお店ではないので大体彼とスタッフもうひとりの2名が基本体制。カウンターが埋まればそれだけでワッと賑やかになります。たぶん来訪するお客さんのほとんどが彼と話したくて来てるんじゃないかなと僕は思っています。
僕は仕事や会社関係の人など、プライベートじゃない関係値の人たちってそんなに深く関わらない方なのですが、そのなかから「この人は」という人に関してはこのお店に連れて行くことにしています。それで「美味しい」と言ってもらえたら僕もうれしいですし、まず何より彼に会ってもらいたいんですよね。うまく伝わるかわかりませんが、そういう男であり、そういうお店です。
あと、銀座の隠れ家バー知ってたらドヤれます。ぜひご利用ください。
Bar 橋
東京都中央区銀座6-3-7 アオキタワービル B1F
03-3572-8400