【イベント】『FF展』が最高でした
『FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION -別れの物語展-』を観覧してきました。業界人なので行っとかないとね。(タダ券もらった)
いやー、素晴らしかった。愛の感じられるイベントはいいですね。
よい体験型イベント
入るときにヘッドホン付きのiPhoneを貸し出されます。博物館とかまわるときの音声サポート的なものかなと思いきや、それ以上の役割を持っていました。入場は10数人がまとまって入れられるのですが、そのなかで属性が分けられています。
オープニング映像が体験型アトラクションになっていて、「炎属性の人、攻撃して」「次は氷の人!」みたいにそれぞれのヘッドホンに属性ごとの音声が流れてきて、それに従ってスマホを操作することでおなじみの召喚獣と戦うことができるのです。映像に合わせて風が当てられたりして、なかなかの没入感。これ、よかったですね。
自動音声すごいですね
で、これがiPhone&ヘッドホンの本来的な用途になりますが、会場の各エリアに移動すると自動で音声が流れてきます。『Ⅰ』のところでは『Ⅰ』の音声が、『Ⅱ』のところでは『Ⅱ』の音声がってな具合ですね。途中でも切り替わります。
ちなみに僕のFF遍歴ですが、『Ⅲ』、『Ⅳ』、『Ⅻ』、以上終わり。業界人なのに全然遊んでない…。そんな僕でもこのギミックはとてもよかったです。手掛けた人の愛を感じたというか、これプレイしている人からしたら本当に神イベントだったのではないでしょうか。
ゲーム体験って結構強烈なので、ふだん思い起こすことがなくても何かのきっかけでブワッと溢れてくるじゃないですか。このイベントではそのトリガーがそこかしこにあるものだから、なんなら思い入れがなくてもグッときてしまう。
その究極系が、『Ⅹ』のユウナとティーダのブースでした。鏡張りの部屋にたくさんのモニターが設置され、ふたりの会話が延々と流れてくるのです。僕は『Ⅹ』を全然やってないので何がなんだかさっぱりわからないのですが、さすがにずーっと見ていれば、「ゴールに到達するとこの娘には何か悲しいことが起こる」、「それを知らずに少年は無邪気に「絶対ゴールしようぜ」と言ってしまった」ということはわかるわけです。
これは…ヤバい…。この部屋にいたらよく知らない少年少女の物語で泣いてしまう…と思ったので脱出しましたが、知ってる人なら瞬殺でしょうね。
ただ、鏡張りなので、視線を少しモニターからズラすと、なんとも言えない表情をしている自分が発見できてしまうのでその瞬間はちょっと覚めます。
写真オッケー
一部を除きほぼ展示品の撮影がオッケーという太っ腹イベント。というか、今の時代写真撮らせて発信させて拡散狙うなんてデフォでやらないとダメですよね。んでも天下のFFですからいろいろ大変だったんだろうなと思ったりも。
僕ら世代だと『FF』と言えばやっぱり天野喜孝先生のイラストがいちばん刺さります。展示作品の中ではこれが好きでした。
なんかそのまま壁紙にしたいなと思ったので縦で寄りで撮ったりも。
『FF』を全然知らない僕でも楽しめたので、これ好きな人が行ったらヤバいだろうなと思ったら、案の定同僚は号泣したそうで。もう明日までなので行きたくてもどうにもならないタイミングでのご紹介となりましたが、とてもいいイベントでした。