もう食べられない

パズドラが好きです。食べ物のことはあまり書きません。

意識高い系はカッコいい

今年度から(正確に言うと去年末くらいから)少し仕事が変わりました。長らく携わってきたゲーム関連のお仕事はもう片足の先っぽをわずかに突っ込んでいるくらいで、それすらも僕の意思で引き抜くことができるようになっています。

 

いま取り組んでいるメインの業務はauポータルサイト運営です。そこのニュース編成に携わってまして、わかりやすく言うとYahooニュースみたいなことをしています。たくさんのコンテンツプロバイダーさんのニュース記事から、読者に届けたいものをピックアップして、14文字のタイトルをつけてサイトに並べる仕事です。ご協力いただいているコンテンツプロバイダーさんは新聞社やスポーツサイト、芸能、IT、エンタメ系などさまざま。

 

昔から文章を書くことはしてきていたので、こんなのラクショーでしょと思っていましたが、これがとんでもなく難しかったのです。たとえば僕はスポーツが好きなので、本田がどうしたとか、大谷がすっ転んだなんてニュースなら手が動くわけですが、イラクの日報が見つかったなんて言われても「日報…?なんのこっちゃ」ってなるわけです。タイトルは付けられたとしてもそれが重要なのかの判断ができないので、どこに並べていいかわからない。ニュースや一般常識の基礎体力が圧倒的に足りない。「ダントツで頭がパー」なんですよ。

 

じゃあチームのメンバーは何者なんだというと、ほとんどが未経験から始めています。勉強して知識を得たんです。たしかによく見たらみんな、朝新聞を手に出社したり、お昼ご飯食べながらiPadで新聞を読んでいたりするのです。編集長も「毎日新聞を読みましょう」と言っていて、でもさ、だからって読む?

 

それでまた少し話を戻しますが、タイトル付けるのってひとりでは完結しなくて、必ず誰かにチェックしてもらうんですね。それもみんな適当にオッケー出すんじゃなくて、この案だとちょっとニュアンス変わると思うのでこういう案はどうですか?とか、いまのタイトル数字よくないので変えてみていいですか?とか議論や相談に発展するんですよ。みんながつねに数字を意識して、正確性や、ベストを追求している。なにこの現場。最高のチームじゃんってなるんですよ。

 

でね、話戻します。みんながそういう感じだから僕も勉強しなきゃということで、1時間早く来て会社のiPadで新聞を読むのを習慣にしようと思ったんですね。そんで実際にそうしたんですね。やる気ある俺カッケーなんて思いながらね。そしたら同じ時間にシフトに入る子がもういるんですね。iPadで新聞読んでるんですね。マジでカッケーと思いましたね。何ならちょっと惚れましたね。意識高い系wwwwみたいな風潮ありますけど、本当に意識の高い人はかっこいい。笑う隙なんて全然ないんです。

 

僕はもうだいぶおっさんですが、いまの部署では刺激受けまくりで本当に楽しいです。先日行われた全社会ではこのチームが部門賞みたいなのにノミネートされましたが惜しくも受賞ならずでした。今年はいただきます。このチームの素晴らしさ、全社に広めてやる。僕も意識高くいきますので、ひとつよろしくお願いします。