もう食べられない

パズドラが好きです。食べ物のことはあまり書きません。

【ゲーム】最高のゲームを発見しました(ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド)

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が最高に最高すぎて絶賛に絶賛を重ねたいと思います。まだ途中です。神獣も象と鳥を解放しただけです。何時間プレイしたでしょうか。20時間くらいでしょうか。それでも僕は、switchを起動してゼルダの世界に入るたびその世界の美しさに驚き、感動しています。ただ歩くだけで心が踊り、先に見える景色に何かを感じ、駆け出してしまいます。

 

発売から1年弱のタイミングでプレイ

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が発売されたのは2017年3月3日。僕がswitchを購入したのは2017年末のことです。ずいぶんと遅くなったのには理由があって、まず僕がそんなゼルダに興味がなかった。いままでにプレイしたのはWiiで最初に出たものと、3DSで出ていたスピンオフっぽい3人用ゲームだけでしたから。シリーズに強い思い入れがなかった。もうひとつはシンプルに、switchが売ってなかったからです。で、年末にswitchが近所の家電量販店に入荷して、なんとなく勢いで購入したわけです。逆にそのときはゼルダが品切れだったのでamazonで購入してたぶん1週間後くらいに届きました。プレイしてすぐに「これはすごいぞ」と感じ、そしてその気持ちはプレイするたびに大きくなりました。

 

駆け出したくなる景色と命が息づく世界

本作の紹介でよく使われる単語にオープンワールドというものがあります。(一見すると)エリアの概念がなく、広大なマップの中を自由に駆け回れるシステムのゲームをそう呼びます。ゲームである以上、本作を含むすべてのオープンワールドゲームはリアルと虚構の融合でできています。本作でも美しい水の表現や、朝日の光、夕闇の怪しさは惚れ惚れするほど美しく、リアルに感じます。

 

一方でリンクや敵キャラクターたちのグラフィックはアニメ調に寄せています。コミカルに迫ってくる敵キャラクターの一撃はリンクをふっ飛ばし瀕死になった瞬間に現実に引き寄せられます。

 

現実と虚構を同時に表現したこの世界が僕はたまらなく愛おしい。雪山に一歩踏み出せばそこに足跡が刻まれ、草原で刀を触れば草が舞う。かと思えば弓矢で仕留めた動物は瞬時に肉に変わり、リンクは風呂敷を掲げて宙を舞い、どんな壁もよじ登る。この虚実のバランスがこの世界を絶妙に「気持ちのいいもの」にしているのだと思います。

 

広大というよりは、広く高い(リンクは山登りばかりすることになる)世界。近年、スマホ向けゲームなどでは「移動」はオミットされる傾向にありますが、ゼルダではその「移動」を楽しくしているところにすごさを感じます。あ、でも『FF15』も移動は楽しかったです。ただ、あれはオートにして景色を見るのが楽しかったという感じでしたね。移動そのものを楽しむ感覚は久しぶりです。だからこそ、起動のたびに感動を味わえるのだと思います。

 

結果として積み上がる成功体験

よくいうおもしろいゲームの条件として、「小さな成功体験の積み重ねがある」というものがありますが、ゼルダでもそれは激しく感じます。大目標はもちろん厄災ガノン?を討伐し、ゼルダ姫を救うこと。そのための中目標として4体の神獣の解放があります。そして小目標として、自身の強化のための祠巡り、マップを解放するための各地の塔巡り、もっと微細な目標として料理や武器の収集、コダマ?の収集などなど、これにいたっては非常に多岐にわたります。

 

で、本作がとくに優れているなと思ったのが、これらに強制力が皆無なこと。プレイヤーはほぼすべからく、自主的にやりたくてこれらを行います。前述の「移動が楽しい」ということもありますが、ひたすらに移動してあちこちで小さな成功体験を積み上げることになります。これが気持ちよくないわけがないですね。移動して楽しい、目的を達成して楽しい、こうなるとプレイがループします。わかりやすく言うと「やめられなく」なります。

 

引き込まれる表情

ここ、あんまり触れられていることがないんですけど、個人的に好きなポイントです。このゲームは随所でボイスが入りますが、物語の主人公であるリンクは喋りません。発する言葉は「うっ!」とか「お!」とか「ふっふーん♪」とかその程度。物言わぬ主人公です。でも、彼の表情は言葉以上に気持ちを語る。スタート時記憶を失っていた彼がゲームを進行していくと、いくつかのタイミングで記憶を取り戻していきます。何かを思い出したときのあの顔、「はっ…!」なのか「ああ…」なのか、どちらともいえないようでどちらでもあるような、僕はその表情に妙に惹かれてしまう。その表情を見ると僕も同じように「はっ…!」とか「ああ…」と感じてしまいます。なんなんでしょうかね、この力強さは。

 

 さて、僕もまだ冒険の途中です。画面写真もなくダラダラと長文で、僕が感じた本作の素晴らしさを充分にお伝えできたとはとても思えませんが、兎にも角にも最高のゲームです。僕の生涯ベストです。switchというハードはこの1本で元が取れたと言ってもいいくらいハマっています。もし万が一switchを持っていてゼルダをやっていないなら必ずやってください。switchを持っていないなら、いま購入を迷っている何かと比べるテーブルに乗せてあげてください。どうかよろしくお願いします。