まるで遭難だ
僕はスマホゲームに関わる仕事をしている。
このブログの話題のほとんどがパズドラなのは仕事とはあまり関係がないが、それはひとまず置いておく。
先日、僕が仕事で関わったとあるゲームのサービス終了が発表された。もう5年も続いているゲームだ。記事を出すたびにいい意見も悪い意見もいただくようなタイトルで、ファンも多くついていたと思っていただけに、とても驚いた。
仕事で、と書いたが実際には僕は記事は書いておらず編集担当として動いていて、ゲームも深くやりこんだわけではない。それなのに、その発表からいまに至るまでどうにも気持ちが落ち着かない。積み上げてきた世界がなくなり、キャラクターたちがいなくなってしまうことがとても恐ろしいことのように感じるのだ。
浅瀬でピチャピチャ遊んでいる程度だった僕でこれだ。深いところまで漕ぎ出していた人たちはいったいどうなってしまうのだろう。
遭難だ。
ここまで来て急にまわりに何もなくなってしまった。行くことも戻ることも叶わない。何をどうすればよいのか。せめてたどり着く島を作ってあげることが僕にできないだろうか。
それはただ単にモヤモヤとした気持ちを消したい僕のエゴだろうか。